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太宰治生誕111年・戦後75年企画

太宰治と12月8日 ~太宰が書いた太平洋戦争~


12月13日(日)、ちいくタイム代表、近代文学史・郷土史研究家のトモタ佳氏を講師に迎え、太宰治に関する文学史トークと加賀散策を行いました。

文学史トークでは太宰治が戦争を書いた作品や創作背景、太宰の戦争観などを解説してくださいました。特に妻の美知子を主人公に据え、作中に太宰自身も登場する『一二月八日』に関して熱く語られました。太宰は師の井伏鱒二らが執筆できなかった戦時中も、精力的に作品を生み出していました。晩年の作品で評価されがちな作家ですが、別の一面を教えていただきました。

また、氏が所蔵する戦前の婦人雑誌など貴重な資料をお持ちいただき、プロジェクターを使って巻頭記事や掲載広告などを解説してくださいました。トーク後もみな興味深く見ていました。

初めて聞くエピソードが満載で、多くの質問にも丁寧に答えていただき充実した一時間でした。

トーク終了後は、旧陸軍施設跡地や軍事産業拠点として戦争遺構が多く残る、板橋区加賀周辺を散策しました。各所の解説プレートには書かれていないお話もたくさん飛び出しました。参加者の皆さんから、長年住んでいる自分の町なのに知らないことばかりだった、改めて見直すことができ有意義だったとの感想が寄せられました。

夕刻、風が出て冷えてきたところでお開きに。皆さんご参加ありがとうございました。

トモタ佳氏

レンガパーク 旧東京第二陸軍造兵廠板橋工場の建物の一部が使われています

加賀藩下屋敷跡地にあった火薬製造所で使われていた弾道管